さようならインサイト、よろしくフィット

4年間乗った相棒のインサイトを、今日手放してきた。
新しい相棒はフィットハイブリッド

抜けるような青空の色をした、ブリリアントスカイブルーから定番色のミラノレッドへ。
ナンバーもインサイトとその前のストリームとは異なるものになった。

初代インサイトが欲しかった…のだが、2シーターということもあり、ファミリーカーのようになったら買おうと心に決めていた。
それが4年前、デザインを一新して登場した。
ほぼ即決で購入、それでも当時話題になっていたこともあり、2カ月弱待ちであった。
何も付けないと200万円を切る価格は、比較対象のプリウスを脅かした。

もっともプリウスは3ナンバーだし、ハイブリッドのシステムも全く異なるのだから本来比較対象ではないのだが。
世間(=マスコミを中心とした)は事あるごとに無駄な比較をしていた。

インサイトの素晴らしい点は、当時のホンダがおそらく目指していたであろう、ハイブリッドを普通の車の位置づけにすること。
これは善し悪しは別として、プリウスを巻き込むことによってその目的は達したのであろう。
もう一つはリコール対象に一度たりともならなかったことである。
どーでもよさそうなことでリコール報道がなされる今日、一回もその対象にならなかったのには、ホンダの気合いと職人魂が感じられる。

そんな素晴らしい車を何故手放すことにしたかと言えば、私自身のライフルタイルの変化(または変化の可能性)のためである。
昨年結婚をし、もしかすると子供が出来るかも知れない。つまり妻が妊婦さんになるかも。
そうなるとどうしてもインサイトの車高は妊婦さんにはややきついかということ。
もう一つは、走行距離の問題。今まで比較的長距離の通勤に加え、試合や何やらでかなり距離を乗ってしまったこと。
だったら下取りが少し付くうちに、ということであった。

しかし悲しいお知らせを聞いた。それは現インサイトがこの2月で生産中止になるとのことだった。
ハイブリッドを普通の車に、という目的を果たしたからなのだろうか?
確かにHondaだけでもかなりのハイブリッド車が出てきた。そして他社からも。
そう考えると偉大な車であることは間違いないと個人的に思う。

思いは尽きない。
今までありがとう、そんな気持ちを込めて洗車をし、記念撮影をしてお別れしてきた。